シュンガイトの基礎知識
こちらの記事は、シュンガイトの専門解説記事です。シュンガイトについてゼロから知りたい方におススメです。シュンガイトのスペルは「Shungite」です。別称(別名)、英語名でcarbon black、shungite natural black。和名では、シュンガ石とも言われています。
シュンガイトとは?
シュンガイト(和名:シュンガ石)は、ロシアのカレリア地方の奥深くを原産とする天然石です。多くの炭素を含有し、奇跡の石とも言われます。
シュンガイトの成分は炭素
シュンガイトの成分は、炭素と珪酸塩です。この2つのみで約90%程を占めています。シュンガイトは、この炭素含有量に応じて、3つのランクがあります。
- エリートシュンガイト
- レギュラーシュンガイト
- その他
最高位がエリートシュンガイト(ランク1)です。シルバーのような光沢があり、希少なシュンガイトです。そして、シュンガイトの各種製品(ペンダント、ピラミッドなど)は、ランク2又はランク3が使われています。なお、シュンガイトは誕生石ではなく独特な力を持つパワーストーンとして知られています。
例:同じピラミッドでもランク3よりランク1の方が高級です。
シュンガイトの歴史と名前の由来
シュンガイトの起源は、ロシアのカレリア共和国に位置するシュンガ村にあります。シュンガイトは、約20億年前の地質時代に形成された非常に古い炭素鉱物です。これが初めて採掘されたのがシュンガ村のため、シュンガイトと呼ばれます。
なぜ、シュンガイトが出来たのでしょうか?
研究によると、シュンガイトは、海洋の有機物が長期間にわたり高圧や高温の影響により、現在の形に変化した物だと言われています。そして、この鉱床は世界でも限られており、その中の一つがカレリア地方です。
シュンガイトはこう誕生!
- 湖に単細胞藻類が繁殖する。
- 近くの火山から豊富な栄養が入る。
- 藻類の死骸が積み重なる。(岩石化する)
- 岩石は穏やかな熱と圧力により炭素化(シュンガイトに変化)
カレリア地方の地図
シュンガイトの石言葉は?
- 災いを遠ざける
- 可能性
上記2つの他、癒しの石や奇跡の石とも言われており、ネガティブなエネルギーを吸収する特徴があります。また、持ち主の可能性を広げることでも有名です。
シュンガイトの口コミ・体験談を紹介!良い部分と悪い部分を平等に掲載
シュンガイトの特徴
シュンガイトには、以下の特徴があると言われています。ここで紹介する特徴は、全てに対して信ぴょう性があるとはいえない物もございます。参考程度にお願いします。
- 原産国(主要産地)はロシアのカレリア地方
- フラーレンを含有
- 浄化能力
- ヒーリング効果
- 電磁波の吸収
- スピリチュアル(災い防止)
1.原産国(主要産地)はロシアのカレリア地方
エリートシュンガイトは、世界で唯一、ロシアのカレリア地方のみで産出されます。
*ある研究によると、カレリア地方以外でも鉱床があるとも言われています。中国の大手通販サイト等で販売されているシュンガイトは、偽物の可能性があるので要注意です。
2.フラーレン(抗酸化物質)
フラーレンとは、炭素原子が球状や管状に結びつく非常に安定した分子です。この安定性により、強い抗酸化作用と電磁波の吸収効果があるとされています。そして、シュンガイトには、このフラーレン(c60)が含まれています。
*一説によると、シュンガイトに含まれるフラーレンは、数%とも言われています。
フラーレンが持つ力とは?
- 水を浄化する力
- 電磁波の吸収
- 水をミネラル化する力
3.浄水能力
シュンガイトは水を浄化する性質を持ちます。ロシアのカレリア地方では、このシュンガイトを水に入れて飲むことで健康を保つ風習があります。これは、木炭や竹炭等を水にいれると同じく浄化される作用と似ています。
オネガ湖の水が非常に綺麗と言われる理由は、湖底がシュンガイトでできているからです!
4.ヒーリング効果
自然治癒力や免疫力の向上を助けてリラックス効果をもたらすと言われています。
5.電磁波吸収
シュンガイトは、フラーレンにより電磁波を吸収する力があると言われています。2024年現在は、様々なデジタル機器に囲まれています。スマホに代表されるデジタルデバイスによる影響を防ぐ意味でも利用価値があります。
シュンガイト製品には、スマホに貼り付けるタイプの電磁波吸収グッズがあります。
6.災いを遠ざける
少しスピリチュアルな世界では、ネガティブなエネルギーや災難から持ち主を守る力があるといわれています。実際の効果はわかりかねますが、シュンガイトを手にすることで、穏やかな気持ちになるのなら、一定の効果があると考えられるでしょう。
シュンガイトの基礎的な数値(硬度など)
観点 | 特徴 |
外観 | 真っ黒な外観又はシルバー色。光沢あり、なしの2つがあり! |
硬度 | モース硬度 4前後で傷がつきやすい。 |
密度 | 2.6g/立法センチ 他の石よりも重い。 |
伝導率 | 本物のシュンガイトは電気を通す。 |
炭素含有量 | 30%~95% これがシュンガイトのランクの違いになる。 |
まとめ
- シュンガイトは、約20億年前を起源とする。
- 現在のロシア北西部のカレリア地方一帯で採掘される。
- フラーレンと呼ばれる安定した分子構造により不思議な力があるといわれる。
- 浄水能力、電磁波吸収、土壌改良剤など